難攻不落な彼に口説かれたら
『いや、気持ちだけでいい。今日はまだ仕事残ってるんだ。ありがとう』
雪乃に説教されたことを思い出し、俺にしては丁重に断る。
『え〜、カラオケ……‼︎』
抗議する雪乃の口を手で塞ぎ、畳み掛けるように『今日は、みんなお疲れ様』と解散の言葉を口にする。
『片岡君の歌聞きたかったのになあ』
雪乃は俺の腕に手を絡め、残念そうに文句を言う。
『どうせ今日歌っても覚えてないよ』
そう軽くあしらいながら手を挙げてタクシーを呼ぶと、雪乃と一緒に乗り込む。
拓海の視線を背中に感じたが、気づかない振りをした。
『家はどこ?』
雪乃に尋ねると、彼女はクスッと笑いながらズレた返答をする。
雪乃に説教されたことを思い出し、俺にしては丁重に断る。
『え〜、カラオケ……‼︎』
抗議する雪乃の口を手で塞ぎ、畳み掛けるように『今日は、みんなお疲れ様』と解散の言葉を口にする。
『片岡君の歌聞きたかったのになあ』
雪乃は俺の腕に手を絡め、残念そうに文句を言う。
『どうせ今日歌っても覚えてないよ』
そう軽くあしらいながら手を挙げてタクシーを呼ぶと、雪乃と一緒に乗り込む。
拓海の視線を背中に感じたが、気づかない振りをした。
『家はどこ?』
雪乃に尋ねると、彼女はクスッと笑いながらズレた返答をする。