難攻不落な彼に口説かれたら
どうやらエレベーターの一件で、かなり嫌われたらしい。
「これで全部みんなの名前は覚えたし、仕事上困らない。だから、歓迎会は必要ないよ」
片岡君はやんわりと断る。
そんな彼にカッとなった私は、思わず言い返した。
「これは上司命令です。断れませんよ」
「俺も忙し……!」
片岡君が反論しようとしたその時、頼れる上司が割って入った。
「片岡、二十二日で決まりな」
秀兄は、有無を言わせぬ笑顔で言う。
「わかりました」
不承不承ながら聞き入れる片岡君。
「何が食べたいですか?」
一応好みを聞くが、その質問さえも煩わしかったようで、片岡君は面倒くさそうに答えた。
「適当でいい」
……こういうとこ、変わってない。ホント、非協力的。
「これで全部みんなの名前は覚えたし、仕事上困らない。だから、歓迎会は必要ないよ」
片岡君はやんわりと断る。
そんな彼にカッとなった私は、思わず言い返した。
「これは上司命令です。断れませんよ」
「俺も忙し……!」
片岡君が反論しようとしたその時、頼れる上司が割って入った。
「片岡、二十二日で決まりな」
秀兄は、有無を言わせぬ笑顔で言う。
「わかりました」
不承不承ながら聞き入れる片岡君。
「何が食べたいですか?」
一応好みを聞くが、その質問さえも煩わしかったようで、片岡君は面倒くさそうに答えた。
「適当でいい」
……こういうとこ、変わってない。ホント、非協力的。