難攻不落な彼に口説かれたら
「下味に鶏ガラスープと醤油入れてるよ。あと、具材はキャベツじゃなくて白菜なんだ」
「へえ、じゃあ、次は中村家のレシピで作ってみよう。正月は実家に帰るの?」
俺の質問に雪乃は瞳を曇らせる。
「うーん、その予定はないかな。ちょっと家族と気まずくって……。うち母が亡くなって、その後父が再婚したんだけど、相手の人の子供と上手くいってないんだ」
「そう。正月とか年末の予定は何も入っていない?」
家族の事をこれ以上深く追求せずにサラッと流すと、雪乃の予定を確認した。
「友達と温泉に行く計画もあったんだけど、インフルエンザになってうやむやになっちゃって……」
まあ、治って俺と出会った時もいろいろ忙しかったしな。
「何もないなら空けといて」
「へえ、じゃあ、次は中村家のレシピで作ってみよう。正月は実家に帰るの?」
俺の質問に雪乃は瞳を曇らせる。
「うーん、その予定はないかな。ちょっと家族と気まずくって……。うち母が亡くなって、その後父が再婚したんだけど、相手の人の子供と上手くいってないんだ」
「そう。正月とか年末の予定は何も入っていない?」
家族の事をこれ以上深く追求せずにサラッと流すと、雪乃の予定を確認した。
「友達と温泉に行く計画もあったんだけど、インフルエンザになってうやむやになっちゃって……」
まあ、治って俺と出会った時もいろいろ忙しかったしな。
「何もないなら空けといて」