難攻不落な彼に口説かれたら
年末の話が出たのもつい最近だし、さすがにまだ予定は決まっていないだろう。
いつもは、年末は友達と旅行して、正月は秀兄の家にお邪魔して心ちゃんにお年玉あげてたんだよね。
秀兄はいつも正月『うちに来い』って声をかけてくれて、実家に帰れない私を気遣ってくれた。
「ああ……そうだった。毎年の癖で聞いてたが、今は片岡がいるもんな」
秀兄は私の顔を見てニヤニヤする。
「その嫌らしい顔やめてよね。イケメンじゃなくなるよ」
「いやいや、お前にもやっと彼氏が出来たって感慨に浸ってるんだよ。結婚も近そうだし、お前らの仲人するのが楽しみだな」
秀兄の口から『結婚』って言葉が出てきてギョッとする。
「ちょっと!気が早すぎるよ」
目を吊り上げ秀兄に文句を言った。
いつもは、年末は友達と旅行して、正月は秀兄の家にお邪魔して心ちゃんにお年玉あげてたんだよね。
秀兄はいつも正月『うちに来い』って声をかけてくれて、実家に帰れない私を気遣ってくれた。
「ああ……そうだった。毎年の癖で聞いてたが、今は片岡がいるもんな」
秀兄は私の顔を見てニヤニヤする。
「その嫌らしい顔やめてよね。イケメンじゃなくなるよ」
「いやいや、お前にもやっと彼氏が出来たって感慨に浸ってるんだよ。結婚も近そうだし、お前らの仲人するのが楽しみだな」
秀兄の口から『結婚』って言葉が出てきてギョッとする。
「ちょっと!気が早すぎるよ」
目を吊り上げ秀兄に文句を言った。