難攻不落な彼に口説かれたら
14、彼のプロポーズ
「長野まで渋滞が凄かったけど、何とか着いたな。ここは、湯畑があるらしいよ」
宿の駐車場に車を停めると、仁は私に向かって微笑んだ。
今日は、十二月三十一日で大晦日。
もう午後六時過ぎで空が暗い。
北陸だから雪がいっぱい降っているのかと思ったけど、道路脇に少しあるくらいでそんなに積もってはいなかった。
朝の九時過ぎに仁のマンションを出ると、彼の運転する車で八時間かけて石川県にあるとある温泉宿にやってきた。
納会での失態にはすごく落ち込んだけど、ずっと悔やんでいても時間が虚しく過ぎるだけだ。
明日からは新年。
気持ちを切り替えてここに来ている。
「湯畑?なんか草津みたい」
「男女混浴なんだけど、ボタン付きの着衣を身につけて入るみたいだから後で行ってみよう」
仁の提案に私は目を輝かせながら頷く。
宿の駐車場に車を停めると、仁は私に向かって微笑んだ。
今日は、十二月三十一日で大晦日。
もう午後六時過ぎで空が暗い。
北陸だから雪がいっぱい降っているのかと思ったけど、道路脇に少しあるくらいでそんなに積もってはいなかった。
朝の九時過ぎに仁のマンションを出ると、彼の運転する車で八時間かけて石川県にあるとある温泉宿にやってきた。
納会での失態にはすごく落ち込んだけど、ずっと悔やんでいても時間が虚しく過ぎるだけだ。
明日からは新年。
気持ちを切り替えてここに来ている。
「湯畑?なんか草津みたい」
「男女混浴なんだけど、ボタン付きの着衣を身につけて入るみたいだから後で行ってみよう」
仁の提案に私は目を輝かせながら頷く。