難攻不落な彼に口説かれたら
だから、四六時中彼女のことを目で追って、考えていたのかも。
「付き合うならずっとじゃないとダメだな」
そう告げて高崎さんの顎をクイとあげると、彼女の唇を奪った。
驚きで目を見張る彼女。
その目は潤んでいて綺麗だ。
「お、お、小野寺さん……?」
高崎さんは、見る見るうちに顔が真っ赤になる。
可愛い反応。
「俺も好きだよ」
俺の告白に、高崎さんは目を輝かせた。
「本当ですか?」
「本当。キスしても大丈夫そうだな。焦らず、ゆっくりでいい。心の準備が出来たら、春香をもらう」
春香に向かって優しく微笑むと、彼女を抱き寄せた。
「仕事頑張ったら毎日キスしてやる」
「……わ、私、頑張ります」
パッと顔を上げ、春香は真剣な眼差しで答える。
その顔を見て自然と笑みがこぼれた。
今は夏だけど、俺にもやっと春が来たのかもしれない。
The end.
(2017.9.1)
「付き合うならずっとじゃないとダメだな」
そう告げて高崎さんの顎をクイとあげると、彼女の唇を奪った。
驚きで目を見張る彼女。
その目は潤んでいて綺麗だ。
「お、お、小野寺さん……?」
高崎さんは、見る見るうちに顔が真っ赤になる。
可愛い反応。
「俺も好きだよ」
俺の告白に、高崎さんは目を輝かせた。
「本当ですか?」
「本当。キスしても大丈夫そうだな。焦らず、ゆっくりでいい。心の準備が出来たら、春香をもらう」
春香に向かって優しく微笑むと、彼女を抱き寄せた。
「仕事頑張ったら毎日キスしてやる」
「……わ、私、頑張ります」
パッと顔を上げ、春香は真剣な眼差しで答える。
その顔を見て自然と笑みがこぼれた。
今は夏だけど、俺にもやっと春が来たのかもしれない。
The end.
(2017.9.1)