難攻不落な彼に口説かれたら
昨日の朝エレベーターに同乗した時から、中村さんには気づいていた。
身長はあまり高くないが、目は二重でパッチリしてて顔は小顔で髪は相変わらず腰まであって、可愛い系の美人。
混雑したエレベーターの中で中村さんにバッタリ会い、俺にまだ気づいていない彼女を観察して見ていた。
中村さんは髪が俺のコートのボタンに絡まり、必死に外そうとしていた。
社長に呼ばれていたこともあって急いでいた俺は、社長室のある三十五階に着いたところで中村さんに声をかけた。
『降りたいんだけど』
『ごめんなさい』
中村さんは、俺の顔を見ずに慌てた様子で謝った。
絡まった髪を何とか取ろうと必死だったのだろう。
だが、余計に髪の毛がボタンに絡まり、溜め息交じりの声で言った。
身長はあまり高くないが、目は二重でパッチリしてて顔は小顔で髪は相変わらず腰まであって、可愛い系の美人。
混雑したエレベーターの中で中村さんにバッタリ会い、俺にまだ気づいていない彼女を観察して見ていた。
中村さんは髪が俺のコートのボタンに絡まり、必死に外そうとしていた。
社長に呼ばれていたこともあって急いでいた俺は、社長室のある三十五階に着いたところで中村さんに声をかけた。
『降りたいんだけど』
『ごめんなさい』
中村さんは、俺の顔を見ずに慌てた様子で謝った。
絡まった髪を何とか取ろうと必死だったのだろう。
だが、余計に髪の毛がボタンに絡まり、溜め息交じりの声で言った。