難攻不落な彼に口説かれたら
今日の髪型だってそうだ。
本人はボタンにまた絡まらないようにアップにしただけだろうが、その姿は色気があって見た男はドキッとする。
〝その髪型、男を煽るからやめた方がいいんじゃない?〟って危うく中村さんに言いそうになったが、堪えた。
俺は彼女の父親でもなければ、恋人でもない。
ボタンに絡まった髪の時とは違い、中村さんのファッションにどうこう言う権利なんてない。
だが、さっき研究所を案内してくれた長田さんだってたまにボーッと中村さんの姿に見入ってたし、彼女が痴漢に遭ったことを考えると、古賀さんを通して言わせてもよかったんじゃないか?
いや……それこそ余計なことだ。
中村さんが長田さんに食事に誘われた時、どうして俺は横から口を出してしまったのだろう。
そんなの放っておけば良かったのにな。
それは、彼女が決めること。
本人はボタンにまた絡まらないようにアップにしただけだろうが、その姿は色気があって見た男はドキッとする。
〝その髪型、男を煽るからやめた方がいいんじゃない?〟って危うく中村さんに言いそうになったが、堪えた。
俺は彼女の父親でもなければ、恋人でもない。
ボタンに絡まった髪の時とは違い、中村さんのファッションにどうこう言う権利なんてない。
だが、さっき研究所を案内してくれた長田さんだってたまにボーッと中村さんの姿に見入ってたし、彼女が痴漢に遭ったことを考えると、古賀さんを通して言わせてもよかったんじゃないか?
いや……それこそ余計なことだ。
中村さんが長田さんに食事に誘われた時、どうして俺は横から口を出してしまったのだろう。
そんなの放っておけば良かったのにな。
それは、彼女が決めること。