難攻不落な彼に口説かれたら
肩をヒックヒックさせて泣いていると、目の前にハンカチが差し出され、私は何も考えずにそれを掴んで涙を拭う。
「少しは落ち着いた?」
ポンポンと私の頭を撫でながら、片岡君が私の顔を覗き込んできた。
今までに見たこともないような甘い顔で微笑んでいるので、つい自分の彼への想いを口にしてしまう。
「えへへ、大好き」
それから何を話したのか……。
睡魔が襲ってきて夢なのか、現実なのかわからなくなった。
覚えているのは優しくて甘いキスと……自分を守るように包み込む肌の温もり。
でも、夢かと思っていた……。
いや……正確には違う。
あまりにも幸せすぎて現実とは思えなかったんだ。
「少しは落ち着いた?」
ポンポンと私の頭を撫でながら、片岡君が私の顔を覗き込んできた。
今までに見たこともないような甘い顔で微笑んでいるので、つい自分の彼への想いを口にしてしまう。
「えへへ、大好き」
それから何を話したのか……。
睡魔が襲ってきて夢なのか、現実なのかわからなくなった。
覚えているのは優しくて甘いキスと……自分を守るように包み込む肌の温もり。
でも、夢かと思っていた……。
いや……正確には違う。
あまりにも幸せすぎて現実とは思えなかったんだ。