難攻不落な彼に口説かれたら
片岡君にそう言われたけど、自分でもどうしていいかわからなかった。
でも、彼は終始優しく私をリードしてくれた。
「雪乃」
片岡君が私の名前を愛おしげに呼ぶ。
それがすごく嬉しくて、彼にギュッと抱きついた。
女として生まれて、すごく幸せを感じる瞬間。
「俺のことも名前で呼んで」
片岡君にそう言われ、少しハニカミながら「仁」と彼を呼ぶ。
〝いい子だ〟とでも言うように、彼は優しく私に口付ける。
こんな風にずっと彼といれたらいい。
夢なら覚めないで……。
☆
「う……ん」
寝返りを打つと、何かがギュッと私を抱き締めた。
違和感を感じて目を開けると、目の前にはよく知った綺麗な顔。
……片岡君?
でも、彼は終始優しく私をリードしてくれた。
「雪乃」
片岡君が私の名前を愛おしげに呼ぶ。
それがすごく嬉しくて、彼にギュッと抱きついた。
女として生まれて、すごく幸せを感じる瞬間。
「俺のことも名前で呼んで」
片岡君にそう言われ、少しハニカミながら「仁」と彼を呼ぶ。
〝いい子だ〟とでも言うように、彼は優しく私に口付ける。
こんな風にずっと彼といれたらいい。
夢なら覚めないで……。
☆
「う……ん」
寝返りを打つと、何かがギュッと私を抱き締めた。
違和感を感じて目を開けると、目の前にはよく知った綺麗な顔。
……片岡君?