極悪のHERO
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「………ぃ……ょう……ぉい……きょう」
「おぅい。 京! こんなところで何で寝てんだよう?」
はっと目が覚める。
──いつの間にか寝てたァ……
「カカッ!……秋じゃねェか」
「『カ』で笑うのは奇妙だからやめた方がいいぞー?」
キョトンとした顔で京の顔を見るのは、 君枝 秋(きみえだ あき)だ。
スラリと伸びた足に端正な顔立ち。
茶髪がかった髪は綺麗に切られ、 寝癖でぼさぼさな京とは大違いだ。
「もうお昼だぜぃ? パン買ってきたから一緒に食べようか」
──昼……。3時間以上も寝てたのか。
「おゥ。 あっきーサンキュー」
「あっきーってなんだよ、 まったく」
そういいながら購買で買ってきたパンと一緒にハンカチを差し出す。
「……」
京はなにもいわず、 ハンカチを目に押し当てた。
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「………ぃ……ょう……ぉい……きょう」
「おぅい。 京! こんなところで何で寝てんだよう?」
はっと目が覚める。
──いつの間にか寝てたァ……
「カカッ!……秋じゃねェか」
「『カ』で笑うのは奇妙だからやめた方がいいぞー?」
キョトンとした顔で京の顔を見るのは、 君枝 秋(きみえだ あき)だ。
スラリと伸びた足に端正な顔立ち。
茶髪がかった髪は綺麗に切られ、 寝癖でぼさぼさな京とは大違いだ。
「もうお昼だぜぃ? パン買ってきたから一緒に食べようか」
──昼……。3時間以上も寝てたのか。
「おゥ。 あっきーサンキュー」
「あっきーってなんだよ、 まったく」
そういいながら購買で買ってきたパンと一緒にハンカチを差し出す。
「……」
京はなにもいわず、 ハンカチを目に押し当てた。