大人の心になってあなたに会いに行く
「保健室の先生を今年からすることになりました。三津谷詩乃(みつたにしの)と申します。
みんな、宜しくお願いします!」

私は、五年前からこの中高一貫校の学校にきた。

この学校に来たこと、これは私の為。


そして、育ててくれた両親の為に小さな頃から決められていた事だから、受け入れるほか道はなかった。


何故なら、私の婚約者がこの学校で先生をしているから。



彼は私と、幼馴染で親同士も仲が良くよく遊んでいた。



彼には、2歳年上のお兄さんが居て、そのお兄さんとは私があった事があるのはたったの二回。

というか、あったというよりもちゃんと話をしたのが2回だけ。
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