大人の心になってあなたに会いに行く
十分ほど前私は又もやこの大きな家で迷ってしまった。
廊下でウロウロしていると、可愛らしい男の子?いや、少年が私に気づいて
「おね〜さん?って三津谷家のお嬢さん?なら、僕と一緒にお父様のとこへ行こっ!」
そう、私に声をかけてくれたのは右京家の三男である歌純(かすみ)君だった。
彼は、名前と外見から女の子に間違われやすいそうだが、案外話してみると男の子だな…、
と思う箇所もやっぱりあった。
すると、歌純君は私に
「そーいえば、前も迷ったって言ってたけどその時どーしたのさ?」
「あーその時はね!歌純君より大きな美少年に教えてもらったの〜けど、それっきり会えてなくて…。
多分、服も使用人さん達が着ているものではなかったんだけど、誰かわからなくって…」
私が残念そうに話すと、歌純君は少しだけ意地悪そうな顔をして、私に
「僕との約束守れるなら、その人と会わせて上げてもいいよっ!」
廊下でウロウロしていると、可愛らしい男の子?いや、少年が私に気づいて
「おね〜さん?って三津谷家のお嬢さん?なら、僕と一緒にお父様のとこへ行こっ!」
そう、私に声をかけてくれたのは右京家の三男である歌純(かすみ)君だった。
彼は、名前と外見から女の子に間違われやすいそうだが、案外話してみると男の子だな…、
と思う箇所もやっぱりあった。
すると、歌純君は私に
「そーいえば、前も迷ったって言ってたけどその時どーしたのさ?」
「あーその時はね!歌純君より大きな美少年に教えてもらったの〜けど、それっきり会えてなくて…。
多分、服も使用人さん達が着ているものではなかったんだけど、誰かわからなくって…」
私が残念そうに話すと、歌純君は少しだけ意地悪そうな顔をして、私に
「僕との約束守れるなら、その人と会わせて上げてもいいよっ!」