大人の心になってあなたに会いに行く
そして、一旦右京家と三津谷家に分かれて私達は、部屋を案内してもらった。
それから、私と琴が同じ部屋で両親で一部屋ということになった。

私達の部屋はキングサイズベッドが二つと大きなTVが一つ。
そして、水回りそして、そしてキッチンまでもがついていた。

琴は、余程気に入ったのかはしゃぎすぎてまだ八時にもなっていないのに眠りに落ちた。

琴は一回寝るともう起きない。
まだ、14歳だから琴は何にも分かっていないと思っていたら色々知っていた事に我が妹の年齢を疑った。

だけど、その妹が同じ部屋になったことで私はやりたいことができるから、感謝している。


もちろん。私は、彼…勇斗さんに会いに行く。

この気持ちはもう抑えられないもの。
 
さっき、この辺りで幼い頃迷ったはずダカラ、……。

なんて…………貴方には会えないのかな。

四年も探していたのに、ここを何回も通って待っていたのに。
< 116 / 139 >

この作品をシェア

pagetop