大人の心になってあなたに会いに行く
心乃をベットに置くとパッと心乃がちょうど目を覚ました。

「で、結局好きなんだ。先生のこと。」

と心乃が珍しく真剣な表情だったので少し驚きつつ


「………。だと思う。」


「いや、だと思うってさ、いやもうちょっとはっきr 」


「だって……!!先生にはもう好きな人がいるし悩んだって胸が苦しくなるばっかでどーしようもないのに…私なんかじゃ大人に敵わない……。」


私がそう言うと、心乃が私をギュット抱きしめ、

「ごめんね〜〜私が、その気持ちに気づいてあげられないぐでぇーーー」

と号泣していた。
私は、それにつられてもらい泣きしてしまった。
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