来たれ文化祭

「私も今頑張って生徒に学校来るように説得してるの」

金髪の篠田 遥は成功した(学校に来た)一人目であった。

「大変ですね」

「そうなの、顔がかっこいい子ばかりなんだけどね。
 なんか心が、気持ちがひねくれているっていうか、かっこよくないのよね」

グチる多美先生。

「は~大変ですね」

グチる先生にこれしか言えない女子高生。

グチるだけグチを言って帰っていった多美先生であった。

「マジだったね」
「本当でしたね」

言葉は違えどまったく同じことを言う妙と郁子先パイ。

そんな事実にショックな妙たちはトボトボ家に帰る。

「本当だった…」

とつぶやいて夢の中へ行った妙だった。

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