思い〜過去〜
不登校
あたしは、わかのことを親友だと思ってた。

なにがあっても、そばにいてくれた。

あたしは、わかを信じてた。わかもあたしを信じてくれた。

でも、あいつのせいで……急に冷たくなってしまった。

そばにいてくれたわかが

「縁を切りたい」

絶対そんなことは言わないと信じてた。冷たい声に、何度も聞き返した。

でも答えは同じだった。

わかはそんなこと言わない。
いつでもそばにいて、いつでも話し相手になってくれた。

わかをあたしは親友だと思ってた。

わかと縁を切るのは、嫌だった。でも、本当に大切に思うなら、わかのために縁を切った方がいいのかもしれない。

縁を切ってから話すことがなくなった。
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