恋。
第一章
……。

誰もいない…

誰もいない…

知ってる人が誰もいない…!

私は青峯高校にこの春入学してきた。

同じ中学出身の友達とは別のクラスになり知り合いが1人もおらず、現在ぼっち、、の状態…。

知ってる人誰もいないってわかってたけど、やっぱり緊張するなぁ…。

というかどうやったら友達出来るんだろう…
やっぱり自分から話しかけないと友達できないよね…

よし…まずは隣の子にトライ!行け!私!

「あ、あの、このプリントって入学式にいるん…だっけ…?」

ああ…なんか怖い怖い
怖い。目線が怖い。すごく。

「あ、うん、いると思うけど?」

「あ、ありがとう、、」

終了。
今1番欲しい物は?って誰かに聞かれたらコミュ力が欲しい。と即答しただろう私。

ところでこのクラスにイケメンは…

あ、私の横の横に座ってる人結構かっこいいな…どこの中学出身かな…今度学校に慣れてきたら、話しかけてみよう…

本当かっこいい…。でもあの人も私と同じで1人だ…。

まぁ、とりあえず先生来たし大人しく座っとこう…

──HR(ホームルーム)──────────

「えー、今の流れで入学式は進められます。あ、そして、今日の放課後から早速部活動見学許可が出ます。この学校では部活動は盛んなので──…」

あ…。部活…どうしよう…。
とりあえず前から気になっていた吹奏楽部の見学に行って見る事にしようかな。

チラッと横の横の席を見た時、やっぱりあの男の子はかっこよかった。

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