My.doctor…?
咲桜ちゃんが…
出ていった…?
どういう事だよ
「どうなってんだよッ」
何がどうして咲桜ちゃんが出ていったのか俺は理解しきれずにいたが、気付いた時には手紙とカードキーを握りしめ、部屋を飛び出していた。
咲桜ちゃん
俺達の"邪魔"ってなんだ?
"幸せになれ"って…
勝手に決めるなよ。
俺は柚花と結婚しないんだ。
説明も何もしていないのに
勘違いさせたまま
終わらせる訳にはいかない。
終わらせたくない…。
エレベーターに乗り込み
咲桜ちゃんに電話をする。
だが
電源が入っていない様で繋がらない。
1階に降り
扉が開くと同時に走り出す。
そして。
マンションの入り口で
また柚花を見付けた。
何をする訳でもなく
壁に寄り掛かってジッと立っていた。
すぐに俺に気付いた彼女は
壁から背を離し、こちらを見る。
まさか
待っていた…?
「…まだいたのか?」
「1つ…言い忘れた事があって」
「今それどころじゃないんだ。悪いが後にしてくれ」
柚花を差し置き
扉に手を掛けた。
だが隣から
柚花の冷静な声が聞こえた。
「もしかして…姫宮さんを捜しに行くの?」
出ていった…?
どういう事だよ
「どうなってんだよッ」
何がどうして咲桜ちゃんが出ていったのか俺は理解しきれずにいたが、気付いた時には手紙とカードキーを握りしめ、部屋を飛び出していた。
咲桜ちゃん
俺達の"邪魔"ってなんだ?
"幸せになれ"って…
勝手に決めるなよ。
俺は柚花と結婚しないんだ。
説明も何もしていないのに
勘違いさせたまま
終わらせる訳にはいかない。
終わらせたくない…。
エレベーターに乗り込み
咲桜ちゃんに電話をする。
だが
電源が入っていない様で繋がらない。
1階に降り
扉が開くと同時に走り出す。
そして。
マンションの入り口で
また柚花を見付けた。
何をする訳でもなく
壁に寄り掛かってジッと立っていた。
すぐに俺に気付いた彼女は
壁から背を離し、こちらを見る。
まさか
待っていた…?
「…まだいたのか?」
「1つ…言い忘れた事があって」
「今それどころじゃないんだ。悪いが後にしてくれ」
柚花を差し置き
扉に手を掛けた。
だが隣から
柚花の冷静な声が聞こえた。
「もしかして…姫宮さんを捜しに行くの?」