My.doctor…?
「そっか…好きなんだ」
「悪いな…柚花。もう、俺の事は忘れろ。嫌いになれ」
柚花の顔を見ず
それだけ言って
俺はマンションを出ていった。
今回の事で
咲桜ちゃんへの想いが変わった様な気がする。
"患者"から"女性"…
俺自身も気付かないうちに
いつの間にか
彼女の存在が大きくなっていたなんてな。
「頼む…無事でいてくれ。咲桜ちゃん…ッ」
夜の11時を過ぎ
辺りは暗闇に包まれている。
俺は宛もなく
夜道を車で捜しまわった。
電話は一向に繋がらないし
彼女が行きそうな場所も
友人の家も何も知らない。
どこにいるのか
皆目、見当もつかない。
「くそッ」
咲桜ちゃんの事
何も知らない自分に腹が立つ。
警察に捜索願を出すか。
いや。
警察沙汰は
咲桜ちゃんがイヤがる。
だが今は
そんな事も言っていられないのも事実。
「どうすれば…ッ」
気持ちばかりが焦る中
持っていた携帯電話が着信を知らせた。
真っ先に咲桜ちゃんかと思ってしまう。
直ぐ様、車を路駐させ
携帯を開くが…
表示されていたのは
【病院】
俺の仕事場からだった。
「悪いな…柚花。もう、俺の事は忘れろ。嫌いになれ」
柚花の顔を見ず
それだけ言って
俺はマンションを出ていった。
今回の事で
咲桜ちゃんへの想いが変わった様な気がする。
"患者"から"女性"…
俺自身も気付かないうちに
いつの間にか
彼女の存在が大きくなっていたなんてな。
「頼む…無事でいてくれ。咲桜ちゃん…ッ」
夜の11時を過ぎ
辺りは暗闇に包まれている。
俺は宛もなく
夜道を車で捜しまわった。
電話は一向に繋がらないし
彼女が行きそうな場所も
友人の家も何も知らない。
どこにいるのか
皆目、見当もつかない。
「くそッ」
咲桜ちゃんの事
何も知らない自分に腹が立つ。
警察に捜索願を出すか。
いや。
警察沙汰は
咲桜ちゃんがイヤがる。
だが今は
そんな事も言っていられないのも事実。
「どうすれば…ッ」
気持ちばかりが焦る中
持っていた携帯電話が着信を知らせた。
真っ先に咲桜ちゃんかと思ってしまう。
直ぐ様、車を路駐させ
携帯を開くが…
表示されていたのは
【病院】
俺の仕事場からだった。