My.doctor…?
*拒否
***
次に目を覚ましたのは
どれくらい経った頃だろうか。
相変わらず真っ白な天井に
辺りはカーテンで覆われ
電気がついてないのか
部屋の中は薄暗い。
気分はスッキリしていた。
点滴のおかげで
目眩もダルさも
ほとんどない。
体が動く様になったから
ゆっくりと上半身を起こし
電気を探す。
ちょうどその時
━コンコン…
扉を叩く音がした。
「はいッ」
返事をすると扉が開き
速水先生が入ってきた。
「起きてたのか?」
「はい…心配お掛けしました」
上半身を起こしたまま
先生に頭を下げた。
「もう無茶するなよ?」
そう言って
あたしの頭をクシャっとした。
先生はやっぱり
責める訳でも怒る訳でもなく
優しいまま。
「ちょっと胸の音聴くから、服捲って」
言われた通りにあたしは洋服を胸くらいにまで上げると、先生は真剣な表情で聴診器を当てた。
「うん。とりあえず今は落ち着いてるみたいだ。だけどまだ動きまわらないように」
『はい』と返事をしてる間に
先生はカルテにペンを走らせた。
次に目を覚ましたのは
どれくらい経った頃だろうか。
相変わらず真っ白な天井に
辺りはカーテンで覆われ
電気がついてないのか
部屋の中は薄暗い。
気分はスッキリしていた。
点滴のおかげで
目眩もダルさも
ほとんどない。
体が動く様になったから
ゆっくりと上半身を起こし
電気を探す。
ちょうどその時
━コンコン…
扉を叩く音がした。
「はいッ」
返事をすると扉が開き
速水先生が入ってきた。
「起きてたのか?」
「はい…心配お掛けしました」
上半身を起こしたまま
先生に頭を下げた。
「もう無茶するなよ?」
そう言って
あたしの頭をクシャっとした。
先生はやっぱり
責める訳でも怒る訳でもなく
優しいまま。
「ちょっと胸の音聴くから、服捲って」
言われた通りにあたしは洋服を胸くらいにまで上げると、先生は真剣な表情で聴診器を当てた。
「うん。とりあえず今は落ち着いてるみたいだ。だけどまだ動きまわらないように」
『はい』と返事をしてる間に
先生はカルテにペンを走らせた。