君をずっと愛してる
◆愛してる
私の学校の屋上には、夜な夜な自殺した男の霊がでるという。
私はその霊をこの目で見に屋上にやって来た。
キィ──……
錆びたドアの音が暗闇の中で響き渡る。
「誰か……いませんか?」
声は弱々しく震えていて、足も力が入らず立っているのがやっとだ。
それでも私は奥へ進んでいく。
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