君をずっと愛してる




私達はそう誓い合い、そっとキスをした。



最後のキスは冷たくて、感触もなかったけど今まで1番、涙が出るほど幸せだった。





「じゃ、またね。愛してるよ」



「うん。私も。朔夜を愛してる」





お互い顔を見合わせ笑った後、朔夜は空気に溶け込むようにフッと消えていった。



その場にはもう誰もいなかったが、確かに朔夜の温かみがあった。



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