クールな彼のほんとの気持ち。
すごいなーと感心してうんうんと頷いていると辻くんの視線が。
「優愛は?最後まで走り切った?」
「もちろんだよ!辻くん私を見下し過ぎだからね!ちゃんと43位でゴールしたんだから!」
えっへん、と私が自慢すると辻くんは少し笑って、
「遅いね。」
と、面白そうに言った。
まぁ馬鹿にされても辻くんが楽しそうならいっか。
結局そう考えてしまうのは何を言われても好きだって思っちゃうからなんだよね。