甘え下手の『・・・』
「相沢さーん、このパネルどこに置きますか?」
「あっ、それはね、こっちに持ってきてくれる?…そう、そこ!ありがとー」
イベント当日。開店前の文房具フロアで販促物や飾りをスタンバイする。開店後、商品を実際に体験してもらうように体験コーナーを設ける。休日なので子どもにもたくさん参加してもらえるよう飾り付けも可愛らしいものにした。商品の説明も今日のメンバーみんなに叩きこんだ。もちろん私もだ。
「あっ、筧主任、おはようございます!」
「おはよう、休日にご苦労様」
「相沢さーん、筧主任がいらっしゃいましたよ!…ちょっと!相沢さん!」
「何やってんだ」
筧くんが来たと報告を受けたその時、私はスカートのまま脚立に半分ほどのぼっていた。筧くんはその下まできて私を睨んでいる。
「いや、飾りをね、もっと上から…って」
全体をみた時なんとなく寂しかったので飾り付けをもっと上からと考えた行動だったのだけれど
「おりろ、オレがやる」
低い声で制され、さすがにここで意地を張るわけにもいかず私は脚立からおりた。
「あっ、それはね、こっちに持ってきてくれる?…そう、そこ!ありがとー」
イベント当日。開店前の文房具フロアで販促物や飾りをスタンバイする。開店後、商品を実際に体験してもらうように体験コーナーを設ける。休日なので子どもにもたくさん参加してもらえるよう飾り付けも可愛らしいものにした。商品の説明も今日のメンバーみんなに叩きこんだ。もちろん私もだ。
「あっ、筧主任、おはようございます!」
「おはよう、休日にご苦労様」
「相沢さーん、筧主任がいらっしゃいましたよ!…ちょっと!相沢さん!」
「何やってんだ」
筧くんが来たと報告を受けたその時、私はスカートのまま脚立に半分ほどのぼっていた。筧くんはその下まできて私を睨んでいる。
「いや、飾りをね、もっと上から…って」
全体をみた時なんとなく寂しかったので飾り付けをもっと上からと考えた行動だったのだけれど
「おりろ、オレがやる」
低い声で制され、さすがにここで意地を張るわけにもいかず私は脚立からおりた。