君の向こうのココロ
今日は沙空とだったんだ…。


理緒が不思議そうな顔をしてる。


「神村さんたちは気付いてないんですけど、」


と、メールが返ってくる。


「理緒。今貴くんのそばに神村が沙空と居るそうだ。まだ神村は気付いてないらしいんだけど…。」


「え…?。」


「飯食べれないってさ。」


「呼んでください。うちに。ご飯うちで食べさせますから。」


「了解!」


理緒が、的確に判断する。


「神村キレる…。」


「今そうメールしたよ。」


「ありがとう。」


30分ほどして、貴くんがやってきた。


僕は彼女が一緒ということを薄々察していたけど、


玄関ドアの向こうの貴くんの後ろにちょこんとかわいい女の子が寄り添っていて、理緒は物凄く驚いていた。


「あら…大変。」


理緒がつぶやいた。


理緒は手早く二人にカルボナーラをつくり、コーンスープまでつくってあげていた。


その間に僕は貴くんから、その時のことを聞いていた。


「ていうか、なんで兄貴が、ここにいるんですか?」


どっきーんとココロが爆発する。


Hしてたなんて…言えない。
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