君の向こうのココロ
次男坊は、嫁さんが浮気してることを知ってるのだろうか…。


第一、神村と「恵子」が知り合った接点は何なんだろうか。


まだまだ神村に関して謎はあるがここにいる４人は強力ではないだろうか…。


暴れちゃってよさそうですな…。


「でさぁ、さっきどうして神村が兄貴の元カノと一緒にいたのかって話をしたいんですけど…。」


貴くんが今知りたいところはそこだよね。


「実は、僕と理緒もその話をしていて…今日僕がここに来た理由はその写真をみるためだったんだ。」


と言って、僕は重なった写真の下から、神村と沙空の写真を出した。


「あれぇっ！！」


貴くんが驚いて声を上げる。


後に続いて理緒も神村のケータイを見せる。


「神村…沙空さんとも関係があったみたい。晶はこの話して大丈夫ですか？」


「問題はなにもありません。」


僕は悩みもせず即答した。
おかしいくらいに沙空への気持ちはもうなかった。


ココロが強くなってる。
紛れもなく理緒と絆を確かめあってから…。


今はことの真相を確かめて理緒を軽くしてあげることが僕の目標なんだ。


別に沙空を責める気もない。


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