君の向こうのココロ
貴くんは、さっきファミレスで聞いた話をしてくれた。
今日は沙空の家に泊まるという。
僕はちらっと理緒の顔を見た。下唇を噛んで、ぐっと何かを堪えているようだった。
沙空を悪く思いたくないけど…やっぱりこう言うことは良くないんだな…。
日菜ちゃんが聞いたのは、ちょうど背中合わせに神村がいたせいで良く聞こえたと言うのだが…
―泊まって良い?
というフレーズと、
―理緒にメールしちゃうね。
というところだった。
それで理緒のケータイにメールが入ったわけである。
「日菜が、僕にそういう話をしているカップルが後ろにいるみたいって言うから、興味本位で覗いたら…沙空さんだったもんで、男の声を良く聞くと神村さんだし…。もうパニックですよ…。」
と、言うわけで僕にメールが入ったという次第である。
その上、理緒と一緒に僕がいたという3重の衝撃を与えてしまい、興奮させてしまっている…。
「沙空さんのプリクラ見てなかったら、この写真見てまたショックを受けたよ…きっとさ。」
今日は沙空の家に泊まるという。
僕はちらっと理緒の顔を見た。下唇を噛んで、ぐっと何かを堪えているようだった。
沙空を悪く思いたくないけど…やっぱりこう言うことは良くないんだな…。
日菜ちゃんが聞いたのは、ちょうど背中合わせに神村がいたせいで良く聞こえたと言うのだが…
―泊まって良い?
というフレーズと、
―理緒にメールしちゃうね。
というところだった。
それで理緒のケータイにメールが入ったわけである。
「日菜が、僕にそういう話をしているカップルが後ろにいるみたいって言うから、興味本位で覗いたら…沙空さんだったもんで、男の声を良く聞くと神村さんだし…。もうパニックですよ…。」
と、言うわけで僕にメールが入ったという次第である。
その上、理緒と一緒に僕がいたという3重の衝撃を与えてしまい、興奮させてしまっている…。
「沙空さんのプリクラ見てなかったら、この写真見てまたショックを受けたよ…きっとさ。」