君の向こうのココロ

迷い

あの日から3ヶ月が過ぎた。


僕と理緒がお互いを確認しあったあの夜から…


そろそろ制裁をくだすのか~


なんなのか…


理緒は慌ただしい。


決意した女性は強いというか、


別れを決めた理緒は強かった。


今日引越しをするんだそうだ。


まだ神村は知らないのか、


今夜家の中ががらんとしているのに気がつけばいいほうだと理緒は言う。


あたらしい家は僕のアパートのすぐ近くの一軒家だった。


「中古で購入~v」


すげぇ~ょ理緒。


かっこいいよ。


神村に文句言わせないんだってさ。


僕すら何も言えない…。


とりあえず別居するそうだ。


3ヶ月の間もいろいろ病むことがあった理緒。


僕や貴くんたちと過ごしながら乗り越えた。


今夜から神村の恐怖なく過ごせるようになるね。



今日は10月の第一土曜日。


夏の暑さもほとぼりが冷めてきて、これから秋が過ぎて冬がくる。


どんなに寒い冬が来ても大丈夫そうだね。
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