君の向こうのココロ
僕はつい理緒の頭をなでなでしてしまう。


理緒が僕の顔を見て


「まぁた。にやにや考えてるんだから…。」



と笑ってる。



笑ってくれてる。



「あっきー。晴夏の前でママの事なでなでしないでくれる?」


だいぶお姉さんらしい口調で僕を叱るのは、



来年の春に小学2年になる晴夏ちゃん。


奏太くんは来年の春には幼稚園の年中にあがる。


二人とも優しさと思いやりはクラスでも評判らしい。


そう育てた理緒は凄い!
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