君の向こうのココロ
「今、先輩に彼女がいてもいいんです。ただこんな気持ちでいることを先輩に伝えることが出来ればそれでいいんです。だから聞き流してくれていいんです。」
理緒ちゃんが半べそで投げやりに言う。
「今日一緒に過ごしてて、伝えなきゃってすごく思いました。」
そんな理緒ちゃんを愛しく思った。
答えなきゃ…僕から離れてしまう。
今答えなきゃいけない。
「…理緒ちゃん。どんな時でも誰かが一緒にいて欲しいって、きっと年を負うごとに強くなる気持ちだよ。子供とかそんなんじゃなく、誰にでもある気持ちだと思う。」
僕は精一杯大人らしく、気持ちを伝えようと思った。
張り裂けそうなココロを握って声を絞り出した。
「わがままじゃないのかな…。」
「わがままに見えるのかもしれない。それは人に自分の気持ちを伝えようとしてるのを自覚してるからだよ。」
「僕も理緒ちゃんにそばにいて欲しいと思うよ。」
「でも、釣り合わないよ…。」
「僕は21だから、釣り合わないって思うかも。毎日会えないし…。けど、僕もわがまま言っていい?」
理緒ちゃんが半べそで投げやりに言う。
「今日一緒に過ごしてて、伝えなきゃってすごく思いました。」
そんな理緒ちゃんを愛しく思った。
答えなきゃ…僕から離れてしまう。
今答えなきゃいけない。
「…理緒ちゃん。どんな時でも誰かが一緒にいて欲しいって、きっと年を負うごとに強くなる気持ちだよ。子供とかそんなんじゃなく、誰にでもある気持ちだと思う。」
僕は精一杯大人らしく、気持ちを伝えようと思った。
張り裂けそうなココロを握って声を絞り出した。
「わがままじゃないのかな…。」
「わがままに見えるのかもしれない。それは人に自分の気持ちを伝えようとしてるのを自覚してるからだよ。」
「僕も理緒ちゃんにそばにいて欲しいと思うよ。」
「でも、釣り合わないよ…。」
「僕は21だから、釣り合わないって思うかも。毎日会えないし…。けど、僕もわがまま言っていい?」