君の向こうのココロ
先輩を…


いつも見ていたの…。


抱き締められてココロが楽になったんだ…


本当はこうしてほしかったんだって。


私のココロが自由になったの。


ホッとしたの…。


今日会えてよかった。


沙空さんと別れていてよかったと、思ってしまった…。


神様ごめんなさい。


けどそうでなければ、あのまま奏太と晴夏をつれて、天国へ行きたかったかもしれない。


ココロの中で頑張る自分と、めげて逃げてしまう自分。


神村の事件からずっと私のココロに宿るかなしい出来事。


トラウマ…


神村はそれで私を捕らえたと思ったのかな。


本人に聞いたことないけど…


離れたいと思ったことは幾度となくある。


いつも我慢した。


奏太と晴夏のために…。


先輩に恋しながら…


ココロをチクチクさせながら…。


私はあなたを愛していました。


失いたくありませんでした。


悪夢に負けないで先輩を追いかければよかったな。


今日が今日だけしかないと思う…。


こんなにココロが安心してるのは、いつ振りだろう。


先輩から、暖かさもらってる。
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