君の向こうのココロ
あー。


言ってるそばから「たられば」だよ。


今メールしあえているのだからそれで満足していれば良いものを…。


ここまでくると、僕のココロは妄想街道驀進してしまうわけです。


色白の理緒と僕が結婚して子供が産まれていたら、珠のような色白の赤ちゃんだったんだろうなぁ…と、


やめよ…。


悲しくなる…。


そんなおりに、今年のはじめに結婚した同級生から、メールが届いた。


「あっきー!俺のジュニアが来年春に生まれるぞ~」
とのことだった。


「おめでとう。嫁さんの体気を使ってやれよ~」


と返信した。


嬉しい知らせだなぁ~。


命の誕生ですな。


そういえば理緒はどうだったんだろう。


妊娠中優しくしてもらえてたのかな…。神村から。


けど、妙に寂しい。


僕は取り残されてる気がしてならない。


うらやましいのかなんなのか…。


「理緒ちゃん。周りの友達が結婚して、子供が生まれるやつもいるよ~。僕も早く子供欲しいです。」


と送ってみた。


そしたら、


「早く結婚すれば良いんじゃない?。」


と、いつもより冷たい。
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