響子様の好きな人
その後、里紗さんと瑞希さんとは別れて教室に向かうことにしました。

明良さんが一緒なのは……まぁ、仕方ありませんわ。
一応、向かう先は同じなのですからね。

そうしてしばらく廊下を歩いていると目的の教室へと到着しました。

教室のドアを開ける前に明良さんがこちらを向き、真剣な表情でこう言いました。


「これから1年間、宜しくね」


「え？あ、はい。宜しくお願いします」


「よし……おはよー」



まさかそんなことを言われると思っていなかったので少し驚きました。

明良さん、少しは真面目な部分？もあるのですね。




はっ！




こんなところにいてはほかの人の邪魔になってしまいますわね。

教室に入りましょう。


「あ、響子ちゃん。おはよう」



教室に入って早々、会いたかった方に挨拶をして頂けました。
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