響子様の好きな人
「明良。響子の邪魔しないでね?」



困っている私に優奈が助け舟を出してくれました。

優奈さんと明良さんは中学が一緒のようで仲がいいとか良くないとか?

明良さんもこう言われれば引き下がってくれますよね?


「響子は葵くんと2人で遊びに行くために頑張ってるんだから」



ん!?



「ちょ、ちょっと優奈さん!何本当のことを言っておりますの!?」


「え?あ!ごめん。私普通に喋ったね?」



結局、私がどなたと一緒に遊びに行こうとしているのかバレました。

その後、明良さんが非常にうるさかったですが、無視というものを致しました。

葵さんにバレなかったのは良かったですわ。

もし本人に知られてしまったら、私は明日から学校に来れなくところでした。

そんなこんなで3年生初日が始まったのです。
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