響子様の好きな人
「よし、決めた」



そう言って椅子から立ち上がる優奈さん。
一体何を決めたのかしら。



「明日は土曜日。学校は休み……今後の作戦会議するよ」


「え……ですが明日は」



予定がある、そう言おうとしたのですが。



「絶対に空けてね?理樹兄にもそう言っておくから」



優奈さんからの圧力を感じた私は首を縦に振ることしかできませんでした。
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