響子様の好きな人
その方は私と目が合うと、いつものように爽やかに微笑んできました。


「あ、葵くんだ」


「な、な、ななななな!何故!!葵さんがいるのですか!!」


「響子、落ち着いて」


「ゆ、ゆゆ優奈さん!緊急事態ですわ」


「だから落ち着いてって」


「あばばばばばば」






思考停止です。







とりあえず一度、ドアを閉めて落ち着きましょう。

というわけで再びドアを閉めました。
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