響子様の好きな人
「う~ん。これではとても……」
クラス発表の紙を見るために掲示板の前まできたのですが、とてもじゃないけれど今はあの群れの中に飛び込んでいけませんわ。
仕方ありませんわね。
少し時間をおいてからクラスを確認しましょう。
「あれ?響子さん?」
「え?」
名前を呼ばれた方を振り向くと見知った顔が2つありました。
「響子さんこんな所でどうしたんですか?」
この黒髪美少女は穂積 里紗(ほづみ りさ)
私の1つ下の高校2年生。
そして穂積という苗字。
そうですわ、この方は葵さんの実の妹なのです。
「あー……里紗。あの人だかりのせいじゃない?」
そして隣にいる方は中原 瑞希(なかはら みずき)
里紗さんと同じく1つ下で、可愛らしい容姿はまるでお人形さんのよう。
「本当だ。これじゃあ、見に行けませんね。あ、あの!もし良かったら人が少なくなるまでお話しませんか?」
「え?えぇ、構いませんが」
「やった!」
里紗さんは初めてお会いした時から、こうして私といることを喜んでくれる方ですので、悪い気はしません。
むしろ彼女と仲良くなれて私自身嬉しいのです。
そして瑞希さんもなんだかんだ言って一緒いいるので、この2人とお話するのは楽しいのです。
ただ、この2人と知り合ったきっかけの人物はいけ好かない方ですけれども……。
クラス発表の紙を見るために掲示板の前まできたのですが、とてもじゃないけれど今はあの群れの中に飛び込んでいけませんわ。
仕方ありませんわね。
少し時間をおいてからクラスを確認しましょう。
「あれ?響子さん?」
「え?」
名前を呼ばれた方を振り向くと見知った顔が2つありました。
「響子さんこんな所でどうしたんですか?」
この黒髪美少女は穂積 里紗(ほづみ りさ)
私の1つ下の高校2年生。
そして穂積という苗字。
そうですわ、この方は葵さんの実の妹なのです。
「あー……里紗。あの人だかりのせいじゃない?」
そして隣にいる方は中原 瑞希(なかはら みずき)
里紗さんと同じく1つ下で、可愛らしい容姿はまるでお人形さんのよう。
「本当だ。これじゃあ、見に行けませんね。あ、あの!もし良かったら人が少なくなるまでお話しませんか?」
「え?えぇ、構いませんが」
「やった!」
里紗さんは初めてお会いした時から、こうして私といることを喜んでくれる方ですので、悪い気はしません。
むしろ彼女と仲良くなれて私自身嬉しいのです。
そして瑞希さんもなんだかんだ言って一緒いいるので、この2人とお話するのは楽しいのです。
ただ、この2人と知り合ったきっかけの人物はいけ好かない方ですけれども……。