響子様の好きな人
優奈さんの呆れた声が聞こえます。

ついでに頭も抱え始めました。



「響子。葵くん落とす気ある?」


「ありますわ」


「なら、連絡先くらい聞きなさーい!!」



優奈さんの大声が屋敷中に響き渡りました。

鈴木たち使用人がビックリしてないかしら。

と、少しだけ現実逃避をしましたが、優奈さんがいうのはご最もなのです。

そして葵さんに連絡先を聞けない私はゴミ以下なのです。
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