響子様の好きな人
「本当に手のかかる子なんだから。仕方ないわね」



そういうと優奈さんは携帯電話を取りだしてどこかへ電話をかけ始めました。



「何をしておりますの?」


「何も出来ない響子のためにちょっとね?」



優奈さんの考えることは良くわかませんわ。

でもひとつだけ言えることがあります。

絶対に葵さん絡みということですわ。



「あ、もしもし明良?」



え?明良さんに電話!?

優奈さんはなぜ明良さんの連絡先を?

あぁ、でもそうでしたわね。

優奈さんと明良さんは中学が一緒で結構仲が良いとかなんとか。

でも、明良さんが絡んでくるあたりもう嫌な予感が。
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