響子様の好きな人
私も明良さんもまさか同じ学校の人だったとは思わなくて、2人にして声を上げて驚きました。

そしてその時、明良さんと一緒にいたのが里紗さんと瑞希さんだったのです。

ちなみに後でわかったことですが、私に声をかけた時、本当に困ってたらしいのです。

大変申し訳ないとは思いますが、自分の容姿がいけないのですわ!

あれでは誰でもナンパと勘違いしてしまいます。

それから何かと私に絡んでくる明良さん。

前に比べると接しやすくなりましたが、相も変わらず軽いのです。

これが俗に言うチャラ男というやつですわね。


「響子さん。少し人が減ってきたから今なら掲示板見れるんじゃない?」


「……そうですわね」



瑞希さんに促されて私は掲示板の前に足を運びました。
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