きさらぎの眼
京の周りを取り囲むようにしておぞましい量の死体が転がっている。
でもこの死体..明らかに人じゃない。
家具は吹き飛ばされ部屋の隅で大破し、
カーテンはボロボロになっていた。

しかし何より衝撃だったのは
何者かに剣で脇腹を刺されている..
脇腹からポタポタと滴り落ちる血のが伝う銀の剣から目線を上げた先には
銀髪の男が私をじっと見ている。

京「....あ..なた..は...」

痛みで声がうまく出ない。
頭がおかしくなりそう。
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