きさらぎの眼
あの人の声..お兄ちゃんにそっくりだった
でもきっと違う..お兄ちゃんは私を刺したりしない..お兄ちゃん..殺されてないよね..

突然昨日のことが現実味を帯びてくる
ここにいたらこの人たちにも迷惑がかかるかもしれない。

京「やっぱり私..帰ります」

礼女は面食らったようにわたしを見つめる。
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