きさらぎの眼
夕霧「あなたの質問にもお答えしましょう。
あなたの言う兄が今霧悠人だとしたら、
それは私です。今霧京、あなたが元服し、本来の姿になられるまであなたを兄としてお護りするのが私の役目でした」
京「あなたがお兄ちゃんだっていうの?
そんなの...信じられるわけ...」
信じたくなかった。
だって信じてしまったら
私は一人になる。
血を分けた唯一の家族だと思っていたこの人はただ役目を任せられていただけなんて..
あなたの言う兄が今霧悠人だとしたら、
それは私です。今霧京、あなたが元服し、本来の姿になられるまであなたを兄としてお護りするのが私の役目でした」
京「あなたがお兄ちゃんだっていうの?
そんなの...信じられるわけ...」
信じたくなかった。
だって信じてしまったら
私は一人になる。
血を分けた唯一の家族だと思っていたこの人はただ役目を任せられていただけなんて..