きさらぎの眼
京「なんで今日..?」

兄の言葉に引っかかったが母の形見を貰えたことが嬉しくそれ以上は触れなかった。
私は早速右腕につけた。
光に透かすと石はきらきらと乱反射した。

顔も覚えていない母の温もりを
少しだけ感じられたようで
心の奥がじわりとあたたかくなる。

京「お兄ちゃん..本当にありがとう」
< 7 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop