見守る恋じゃダメですか
#3
家への帰り道、
輝琉君と手を繋いで歩いた。
「輝琉君、さっき私のこと呼び捨てだったね」
そんなことを言うと彼の手がピクっと動いた。
彼の顔を見上げると耳まで赤くなっている。
「いや、あれは…その、気持ちが高まってしまって…すみません!」
「謝らないでよ、嬉しかったよ。“夏華”って呼んでもらえて」
ドキッとしたのは本当のこと。
佑斗以外の男子に呼ばれたことなんてなかったから。
「私も”輝琉”って呼んでもいいかな?」
彼は目を大きくして驚いていた。
徐々に顔が赤くなっていくのを見て私の頬まで火照り始めた。
「無理にとは言わないから嫌だったら言ってね」
「そんなことないです!嬉しいです…」
「顔、真っ赤」
「そんなことないですよ!」
彼の焦りぶりが面白くてクスっと微笑んだ。
輝琉君と手を繋いで歩いた。
「輝琉君、さっき私のこと呼び捨てだったね」
そんなことを言うと彼の手がピクっと動いた。
彼の顔を見上げると耳まで赤くなっている。
「いや、あれは…その、気持ちが高まってしまって…すみません!」
「謝らないでよ、嬉しかったよ。“夏華”って呼んでもらえて」
ドキッとしたのは本当のこと。
佑斗以外の男子に呼ばれたことなんてなかったから。
「私も”輝琉”って呼んでもいいかな?」
彼は目を大きくして驚いていた。
徐々に顔が赤くなっていくのを見て私の頬まで火照り始めた。
「無理にとは言わないから嫌だったら言ってね」
「そんなことないです!嬉しいです…」
「顔、真っ赤」
「そんなことないですよ!」
彼の焦りぶりが面白くてクスっと微笑んだ。