私と二人の物語
私は、しばらく、美味しそうに食べる悟を見ていた。
「ん?」
悟がその視線に気が付いた。
「美味しそうに食べるなぁって思って」
「うん、本当に美味しいよ」
悟は、半分残していた。
「それも食べていいよ」
「え?でも…」
「大丈夫。うちの近所に新しくできた店なの。私はいつでも食べられるから」
「ほんと?」
「うん」
私はゆっくりと大きく頷いた。
「さんきゅ」
そして悟は嬉しそうに残りのカヌレに手を伸ばした。
(こんなものじゃ、昨日のお詫びにならないけど…)
「ん?」
悟がその視線に気が付いた。
「美味しそうに食べるなぁって思って」
「うん、本当に美味しいよ」
悟は、半分残していた。
「それも食べていいよ」
「え?でも…」
「大丈夫。うちの近所に新しくできた店なの。私はいつでも食べられるから」
「ほんと?」
「うん」
私はゆっくりと大きく頷いた。
「さんきゅ」
そして悟は嬉しそうに残りのカヌレに手を伸ばした。
(こんなものじゃ、昨日のお詫びにならないけど…)