私と二人の物語
私は嗚咽とともに、その場に崩れ落ちた。

全てがズレている…

そこには、誰も幸せな人がいない。

本当は全てじゃなかった。

それなのに、

『今』を作ったのは私だ…

全部私のせいだ…

私がいたから…

私があんなことしたから…


私は泣き叫んだ。

思いっきり、泣き叫ぶしかなかった。

だから、私はドアにもたれたまま、泣き叫び続けた。
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