私と二人の物語
私は、そのしてはいけないことから生まれた物語を、最初からゆっくりめくっていった。
ノート半分くらいまでは、美緒との1年間。
完全じゃないけど、悟との半年の間に聞いたことで、ほぼ埋まった。
美緒が悟と過ごした日々は、夜のこと以外は、もうわからないことはないと思えた。
そして、残りの半分で約1年間を書こうと思っていたのに、半年でほぼ埋まった。
その中身の濃さは、美緒と悟が過ごした時間の倍と言ってもいい。
それは、そう。
私自身が見聞きして、体験し、実感したことだから。
私自身が、悟と過ごした時間だから。
どのページのことも鮮やかに脳裏に浮かんだ。
褪せた部分はまだ何一つなかった。
文字にした分、いつまでも鮮明に上書きされている。
ノート半分くらいまでは、美緒との1年間。
完全じゃないけど、悟との半年の間に聞いたことで、ほぼ埋まった。
美緒が悟と過ごした日々は、夜のこと以外は、もうわからないことはないと思えた。
そして、残りの半分で約1年間を書こうと思っていたのに、半年でほぼ埋まった。
その中身の濃さは、美緒と悟が過ごした時間の倍と言ってもいい。
それは、そう。
私自身が見聞きして、体験し、実感したことだから。
私自身が、悟と過ごした時間だから。
どのページのことも鮮やかに脳裏に浮かんだ。
褪せた部分はまだ何一つなかった。
文字にした分、いつまでも鮮明に上書きされている。