私と二人の物語
「人を傷付けてしまいました。それも3人も」

「そうですか…」

「はい…」

「それは、謝ってもだめなんですか?」

「…はい」

ドクン。

私はそこで、息を飲んだ。

そして、

「償えることじゃありません」

そう言った。

「そうですか…」

篠田さんは呟くように言った。
< 251 / 317 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop